今まだローンを支払い中ですがその家を売って別の不動産を購入して移り住みたいという場合、今の家に住んだままで売却をすることは可能です。
売れる前に次の家を購入すれば両方のローンを払っていかなければいけないので、できれば今の家を売却してから、そのお金で次の所を購入したいと考えるのが一般的です。そこで、住みながら売却のメリット・デメリットや成功のポイントについて解説します。
住みながら売却のメリット・デメリット
ローンをまだ完済していない不動産を売却して新しい家を購入する場合は、売却をしてから次の所を購入しないと、コストがとてもかかってきます。住みながら売却ができれば、売った費用でローンを完済したり、もっと余裕があれば次の家の購入費用に充てることができます。
また家具や生活用品のある状態で見学をすると、もし買い手の方にとっても購入後の生活を予測しやすくなるというメリットもあります。
しかし住んでいる状態で内覧をすると、何も荷物のない空き家で見学をするよりも購入意欲が下がってしまう可能性も高いのです。
そんなデメリットを少しでも軽減するために、売り手の方も知恵を絞る必要があります。家具や生活用品があったとしても、どんな家なら住みたいと思える家なのか、また逆にどんな状況なら好ましく思わないのかを買い手の気持ちになってみて考える必要があります。空き家の状態でも同じですが、「きれいであること」は大きなポイントです。
住みながら売却の成功のポイント
生活感あふれる状態で内覧をしても購入意欲が下がらないようにするのは、「不快にならないこと」が第一条件です。内覧の具体案としては、まずきれいな状態にしておくことです。床のものが散らばっていたりシンクが汚れていたり、お風呂にカビが生えていたりすると不快な気分になる可能性が高いです。
不動産売却には、実際に見ることで購入まで進むかどうかの決め手となるので、売却を決めれば家の中を常にきれいにしておく必要があります。
きれいにするだけでなく、家の匂いにも気を配ることも大切です。玄関に入ったときから各家庭の匂いがありますが、それも不快だったら購入どころか見学すらも躊躇されてしまうことになりかねません。そのため見た目だけでなく、臭いのことにも知恵を働かせて、換気をしたり消臭剤や芳香剤を使うなどの工夫も重要です。
内覧の具体案としてもう1つ大切なことがあるのですが、それは内覧に来てくれた人に対する対応です。どんな質問にも快く答えて丁寧な対応をし、さりげなく家のアピールをすることも忘れないようにします。
住みながら売却を成功させるために知恵を絞る大切さ
住みながら売却のメリット・デメリットがありますが、引っ越し後の家との違いは内覧です。そのため内覧の成功のポイントを知ってデメリットを軽減する必要があるのです。
内覧の具体案としては、「きれいにすること」「臭いに気を付けること」と「快い対応をすること」が挙げられるので、それらのことに注意をして内覧に臨みましょう。