これから不動産を売ることを検討しているけれども、売るタイミングがわからないと感じている人も多いかもしれません。
不動産を売るタイミングは、相場・築年数、税金・金利、季節・ライフスタイルなど様々な観点から総合的に判断する必要があるでしょう。これらを把握することで、不動産を売るタイミングの適切な時期を判断することにもつながります。
見極めのポイントの一つが相場・築年数です
まず最初に相場・築年数についてしっかりと把握しておくことが求められるでしょう。不動産価格の相場を確認する際には、不動産価格指数が重要なポイントとなります。これは国土交通省が発表しているものであり、最新の動向を把握するのに非常に役立ちます。
相場をもとにして右肩下がりが続くであるのであれば早く売った方が得になります。反対に右肩上がりであれば遅く売ったほうがよく、横ばいであればいつ売っても同じです。売りたい不動産の相場はこまめにチェックするようにしましょう。
そして築年数についてですが、築年数が経過するごとに不動産の価値はどんどん下がります。マンションと築15年までの戸建の場合には、早く売却した方が得だと言えるでしょう。
反対に築15年を過ぎると資産価値の下落が緩やかになり、築20年以降となるとほぼ横ばいとなります。この場合には急いで売る必要はありません。このように相場都築年数から判断することも可能です。
その他のポイントに税金・金利、季節・ライフスタイル
その他の観点として税金・金利から売るタイミングを見ることも可能です。家を売ることで譲渡所得に応じ所得税と住民税が課税されることになります。この時の税率が所有期間が5年を超えるか超えないかにより異なるため、注意が必要です。
住宅ローンの金利に関しては住宅ローンが低金利の方が売り時と言えます。購入希望者の観点からすると、金利が低い方が総額で支払う金額も安くすませることができるのです。
次に季節とライフスタイルに関してですが、季節・ライフスタイルだけを考えると成約件数が増えるのは3月にあたります。4月からは新生活や新入学が始まり、これに合わせ引っ越しする人が多く見られるため、3月の時期は最適です。
またタイミングにあげられることは相続した物件を売却したい、より良い住宅への住み替え、ローンの返済が困難であるなど様々です。このような理由があれば、その時が最適なタイミングといえるでしょう。
様々な観点から判断する柔軟性が必要です
人によって不動産売却の目的は違うでしょう。それらから売却すべきタイミングは大きく異なります。とはいえ築年数や相場の把握は重要で、税金も大きな問題です。様々な観点からの判断が必要です。