古い建物が建てられている土地を売る方法は、2つの種類があります。建物が残されている状態で売る方法と、建物を取り壊して更地にしてから売る方法です。ここでは、不動産の売却の流れや建物付きで売るメリットについてご紹介します。
建物付き不動産の売却の流れと注意点
古い建物付きの不動産を売却したい時には、まず建物が建てられている土地の相場を調べる必要があります。売りに出されている周辺の土地の価格を調べれば、土地の相場がわかります。国土交通省の土地総合システムを利用して、土地の相場を調べることも可能です。
相場がわかったら次にしなければいけないのは、売却を仲介してもらう不動産会社選びです。信頼できる不動産会社が見つかったら契約を結び、実際に不動産を売却する営業活動をおこないます。購入希望者が見つかったら交渉をし契約を結びます。
最後に建物付き不動産を相手に引き渡して、代金の清算をすれば売買は完了します。なお、古い建物が残っている状態で、土地を高く早く売却したい場合には、気をつけなければいけない注意点がいくつかあります。
購入希望者から建物の解体を求められることがあることも、気をつけるべき注意点です。購入希望者から値引きを求められることもあります。
古い建物が建っている土地を建物付きで売るメリット
古い建物が建設されている土地は、建物を解体しなくても売却することが可能です。建物が残っている状態で売却することには、いくつかのメリットもあります。建物付きで売るメリットの一つとしてあげられるのは、購入希望者が住宅ローンを使用して購入できることです。
土地だけを購入するために住宅ローンを利用するのは難しいですが、住宅が土地の上に建設されていれば、住宅ローンの申込も通常通りにできます。ローンを使用すれば不動産の購入もしやすくなるので、その分購入希望者を見つけやすくなるメリットがあります。
できるだけ多くの購入希望者を集めたい場合にも、利用しやすい売却方法です。売却した時に支払う必要がある固定資産税が安くなることも、建物付きで売るメリットの一つです。
一定の面積以下の土地の上に住居用の建物が建てられている場合、土地の固定資産税は通常の場合の6分の1になります。税額をできるだけ少なくしたい場合には、非常に有利な方法です。
解体しなくても売れる古い建物付きの不動産
古い建物付き不動産を売る時の売却の流れや、土地を建物付きで売るメリットについてご紹介してきました。古い建物付き不動産は、建物を解体してから売却することもできますが、建物付きで売却する方法にもメリットがあります。