すべてのケースで当てはまるわけではありませんが、一般的に家やマンション、土地などの不動産を売ると確定申告を行う必要があります。どのようなケースで確定申告が必要になるのか、また確定申告の流れと書き方、必要書類と時期等について把握する事により、手続きを不安なく進める事が出来るでしょう。
不動産を売ると確定申告が必要になるのか
詳しく説明すると家やマンション、土地などの不動産を売るとすべてのケースで確定申告が必要になるわけではなく、売って利益が生じたときに確定申告が必要です。利益がどれぐらい出たのかにより税金を納める必要が出てくるのです。
反対に不動産を売っても損失が出た場合には、特に確定申告は必要ありません。しかし確定申告を行うことにより税金の還付を受けることが可能となっています。
不動産を売り利益が出るとどれだけの利益が出たのか、その金額に応じて税金を納めなければなりません。これを譲渡所得と呼んでいて、所得税と住民税を納めることが決まっています。給与所得とは別に計算することになり、確定申告は義務なので必ず行うことが大切です。
反対に損失が出た場合に一定の条件を満たしていると特例の適用を受けることが可能です。確定申告を行わなければこの適用は受けられないため、損をしないためにもたとえ損失が出たとしても確定申告は必要だと覚えておきましょう。
確定申告の流れと書き方、必要書類と時期を覚えておく
利益を得た場合も、反対に損失が出た場合も確定申告は必要であることがわかりましたが、確定申告を行うためには様々な必要書類を揃える必要があります。入手する時期なども関わってくるため必要書類と時期、また確定申告の流れと書き方についてもしっかりと把握しておくことが大切です。
必要書類については税務署や役所で入手するものと、自分で用意するものがあります。税務署で入手するものは確定申告書Bと譲渡所得の内訳書で、この2つは税務署で入手します。そして戸籍の附表に関しては本籍地の役所で入手し、これら3つは全て確定申告前に手に入れておきましょう。
しかし確定申告書や内訳書はインターネットで確定申告を行う場合には必要ありません。不動産売買契約書、仲介手数料の領収書、その他売却時の売買契約書や仲介手数料等の領収書も必要です。こちらは不動産取得税と不動産売却時にもらうものです。
確定申告前3ヶ月以内には法務局で登記簿謄本を手に入れておきます。具体的な流れは利用する特定が決まったら必要書類の準備を行います。申告書を作成し申告の手続きを行いましょう。
税金の事も相談できる頼れる不動産会社を見つけよう
税金に関する手続きはどのようなことであっても素人には複雑で分かりにくいものです。不動産を売ると確定申告が必要になるため、税金についても相談出来るような信頼できる不動産会社を見つけることが何よりも重要と言えるでしょう。