不動産を売る必要に迫られることがあります。この場合、不動産業者にだけ依頼すれば仲介で簡単に売ってくれると考えがちですが、有資格者やそれにまつわる資格のある人にお世話になる必要があるんです。その資格とは不動産会社(宅地建物取引業の資格)、不動産鑑定士に土地家屋調査士・司法書士です。
不動産を売るなら不動産会社(宅地建物取引業の資格)
不動産を売ることが決まったら、不動産会社(宅地建物取引業の資格)に依頼する必要があります。土地家屋の売買は、宅建の資格がなければ行うことが出来ません。きちんと有資格の不動産会社に依頼することが大鉄則です。
これをきちんと確認せず、よくわからない行業者に依頼してしまうと非常に安く買い叩かれるなど悪徳な詐欺被害に遭うこともあります。不動産会社の営業担当マンに直接資格の有無を聞いても良いですし、もし営業担当者が持っていなければその会社に有資格者がいて認可が下りているのであれば安心して依頼することができます。
最初駅前にある不動産業者に飛び込んで、いきなり訪問査定を依頼する人もいますがこれは安く査定されてしまうリスクがあります。
そのため一括査定サイトなどを活用して、複数社から査定額を提示してもらい相見積もりなど比較検討することをお勧めします。さらに実績数や創業何年の会社かなどを見極めたり、人気ランキング上位の口コミを確認して選定していくとよいです。
不動産鑑定士と土地家屋調査士・司法書士
不動産鑑定士は、弁護士や公認会計士と並ぶ三大資格の一つです。この鑑定士によってその不動産物件の相場や資産価値が算定されます。さらに不動産を売却する際には土地家屋調査士・司法書士にもお世話になることになるんです。
不動産を売る前には、自身の土地家屋の隣家との境界線をクリアにしたり、確定測量の必要があるんです。これを担ってくれるのが土地家屋調査士になるのです。契約不適合責任や瑕疵担保責任が仲介で売る場合に課されます。それゆえ、土地家屋鑑定士にきちんと瑕疵や損傷具合を調査してもらうことも必要なのです。
そして最も忘れてはいけないのは、登記することです。親から相続したり、遺産分割して土地を譲り受けるなどの場合登記をしておかなければ、売ることが出来ない法律になってます。
この際に役立ってくれるのが司法書士となるのです。不動産を売ると言ったら単に宅建を持っている不動産業に言えばいいというものではなく、いろいろな資格者のお世話になり売却に入っていきます。
不動産を売るときに必要な有資格者
不動産を仲介で売るときには宅建を有している不動産業者に依頼するのが鉄則です。きちんと確認しなければ詐欺行為に巻き込まれてしまうリスクもあります。売る前には不動産鑑定士に査定してもらったり、司法書士に登記してもらうほか、土地家屋調査士に瑕疵を調査してもらう必要もあるんです。